Hi there,
何度も作っているのに一度も記事にしたことがなくて驚きました。というのも今回はホストマザーが珍しい果物を手に入れて
「クランブル作っておいてー」
と言い残してお出かけしたのです。イギリスの国民的お手軽デザート「クランブル」について書きます。
さて、クランブルとは何ぞや言う方もいらっしゃるかもしれません。
クランブル(英語: crumble)はイギリスを起源とする料理で、果物などにポロポロと崩れる細かい生地をトッピングとしてのせて焼いた料理である。(ウィキペディア)
今お世話になっているステイ先のお庭では調理用(生食不可)のリンゴがたくさんとれます。それを使ってアップルクランブルを作ります。
- リンゴ 可食部450g/ルバーブ/Gooseberry(セイヨウスグリ)でも可
- カスターシュガー(グラニュー糖) 75g
市場で新鮮なルバーブをいう赤の鮮やかなフキのようなものを見つけたときもクランブルを作るタイミングです。2㎝角~ほどに切ってグラニュー糖をまぶします。
私は450gの果物に対して75gのグラニュー糖をまぶします。果物の量が多ければ100gまで増やします。
今回、カーブーツセールで見つけたらしいその名も聞きなれないグースベリー。緑色のしま模様の硬めの実です。加熱すると色鮮やかなピンク色になるそうです。(グースベリーの分量が足りなかったのでリンゴをプラスしてますね笑)
- 小麦粉150g
- バター75g
- カスターシュガー50g
クランブル生地を作って果物の上に敷き詰めます。RUBという、粉とバターを指の腹でこすり合わせる作業をします。バターが粉とあわさると、粘土のように集まります。
手のひらでギュギュっとおします、果物を砂糖で和えたものの上にかぶせるように被います。
それから190℃で15分、180℃で45分焼けば出来上がり。
あ、イギリスに来て思いますがオーブンを使って料理することがおおく気の遠くなるような加熱時間は普通です。
ホストマザーはだいたいあつあつのクランブルをすくって、あたためたカスタードソースの上によそいます。じっくり長時間焼かれるので果物はジャムのようになっています。
果物の酸味と甘みが食後でも別腹に入ります。
私は今までにリンゴのクランブルパイを食べたことがありますが私のイメージのクランブルはクッキーのおこぼれのようなさくさくした粉のかたまりの食感が楽しいものでした。
しかし、イギリスのフルーツクランブルはどちらかというとSticckyで果物の部分はジャム状態に近くクランブルの生地はほろほろと崩れやすいのです。アップルクランブルはなんとなく味の想像ができるかと思いますがルバーブクランブルは酸味が強めでさっぱりしています。
食感はリンゴより残っているので私はルバーブクランブルのほうが好きです。酸味と甘みのコントラストがはっきりしています。何度もお客さんに振る舞ったことがありますがイギリスのフルーツクランブルを食べなれている人でも懐かしがったり美味しいといわれるので慣れ親しんでいる味なんでしょうね。
ちなみにアメリカ人の子はキョトンとしていました。知ってるクランブルとは違うかな。。。といった感じでした。