食べなくて困っている子には

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乳幼児健診で食事相談をしたり、知人との会話や、好き嫌いだらけだった自分の経験をもとに「ご飯を食べなくて困っている」悩みに圧倒的に多い共通点についてお話しします。

おなか、すいてますか?

まず、食事を食べないお悩みのあるお子さんはたいていお腹がすいていていないことが多いと思います。気が付いていない場合が多いのですが、結構ちょこちょこ食べています。移動中のおやつ、食事前のおやつや寝る前にお父さんと食べるおやつ、お風呂上がりのジュース、こどもサイズのジュースや乳酸菌飲料、水分補給代わりに牛乳などなど。

大人は理性が働くので「ほどほど」ができますが、子ども達は満足するまで食べたいのが通常かなと思います。

大人でいう、小腹がすいた状態のときにちょこっと食べるおやつは子どもの小さな胃には多いこともあります。そして、子どもはとても賢いので、食べたいものを食べるためにご飯を残すことも多いです。

イギリスでホームステイをしているときに、シングルマザーのお母さんが出張で9歳くらいの息子さんとお留守番をしていました。いつもは完食するのに「なんでご飯を残すの?」と息子さんに聞くと、「そりゃお菓子を食べないといけないからだよ!」と教えられて驚きました。お母さんが、寂しがらないようにいつもより特別なお菓子を用意してくれていたのでした。

まずは、3食の食事を基本に、おやつは補助でなくてもよいという考えが大切です。幼いころから、ちょこちょこあげる習慣がついているとなかなか修正は難しいと思います。まずは、「買わない」ことから初めて、食事を食べれるように空腹リズムを作るように意識してみましょう。空腹というのが重要で、お腹がすいていたらなんでも美味しく感じるものです。

共働きの妹が、帰宅後夕食ができるまでフルーツをあげるのが日課になっていて、最近夕食後にデザートをあげるように変えたそうです。それから食事の完食がなくなったそうで。。。子どもは利口ですね。

あと、意外と多いのが母乳のリズムが整っていなかったり卒乳していない子で小食や偏食があるような気がしています。見てみると、おやつやお菓子は大人の量しっかり食べています。こちらも卒乳してお腹がすいているとご飯を食べるようですが、いつもおやつがあるとわかっていると食事はあまり食べません。子どもは賢いなといつも驚かされます。

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