Hi there,
「0歳からの口腔育成」という本を読んでいます。
管理栄養士養成課程にいましたがお口のことってたいして勉強していません。だいたい、口から食べ物が入っていくのに。
食事に必要な発達のこともさほど知らずに学校を卒業しました。
情報はそこらじゅうにあふれているけれど、欲しい情報がどこにあるかわからない。
何年かかけて気ままにアンテナを張っているとふとした時に情報をキャッチすることがあります。
「●●がいい」
と聞いても、どういいのか、何がいいのか曖昧なことも多々あります。
それは専門職にとっても同じで、ネットで書かれている出所の不確かな体験談を聞いたり専門書を開いても欲しい答えが思う通りに書かれていないことも多々あります。情報がありすぎて、正しい情報が得にくい時代かなと思います。
そんな栄養士がまず参考にするのは厚生労働省から出されている「授乳・離乳の支援ガイド」です。2019年に改訂された「授乳・離乳の支援ガイド」にどう書いてあるのか確認してみます。
手づかみ食べについて
手づかみ食べは、生後9か月頃から始まり、1歳過ぎの子どもの発育及び発達にとって、積極的にさせたい行動である。食べ物を触ったり、握ったりすることで、その固さや触感を体験し、食べ物への関心につながり、自らの意志で食べようとする行動につながる。子どもが手づかみ食べをすると、周りが汚れて片付けが大変、食事に時間がかかる等の理由から、手づかみ食べをさせたくないと考える親もいる。そのような場合、手づかみ食べが子どもの発育及び発達に必要である理由について情報提供することで、親が納得して子どもに手づかみ食べを働きかけることが大切である。食べ方は、手づかみ食べで前歯で噛み取る練習をして、一口量を覚え、やがて食具を使うようになって、自分で食べる準備をしていく。
そうですよね、それしか書いてないですよね。
ここから読み取れる重要性とは、
・触って食の体験、興味関心
・自らの意志で食べようとする
・前歯で噛みとる練習
・一口量を覚える
・食具を使って自分で食べれる準備
正直なんだか、「なるほど!!
じゃぁ、手づかみ食べをさせなきゃ!」という動機につながらないんですよね。
じゃぁ、手づかみ食べをさせなきゃ!」という動機につながらないんですよね。
(自分で保護者にお話しするとき)
唯一の参考図書を読んで、保護者にお伝えしても実践しようという気になってくれる方はいかほどいらっしゃるのでしょう。
それより汚れるとか、手間とか、当然その先のことを考えてしまいますよね。
手づかみ食べという言葉を発するだけで、「わー汚れるから無理です」と言われること多々です。私もぐちゃぐちゃしたのは得意ではないので同感です。
では、説得力の増す重要性とはどこに書いてあるのだろう。それは自分がどこまで突き詰めるか次第のような。どの本にも、手づかみ食べは重要です。とは書いてあるけれど、書いてあるだけなんですよね。
核心は勉強しないとわからないということかと。そこは私の課題です。