結局は、手づかみ食べ

Hi there,
早速ですが、下図を見たことはありますか?私はつい最近知りました。
 

ペンフィールドの小人

 
ペンフィールドの小人
 
 
こちらは、カナダの脳外科医ペンフィールドさんによるものです。
 

描かれている顔や体の絵は、各部位からの入力が、どれぐらいの領域に投射されているのか、その面積比を表している。これは人間の体の形とは大きく異なり、唇や顔、手などから入力を受ける面積は大きく、背中や尻などから入力を受ける面積は小さい。こうした面積の大小がそれぞれの感覚の繊細さに対応している。(Wikipediaより)

 
 
ホラー映像のような小人ですが、唇と舌、手から私たちは情報を得て脳に送っています。
胴体に比べて舌や唇、手の指、目が大きく誇張されています。手先を動かすと脳に良いとはいいますが舌を鍛えるとはあまり言われないかと思います。
 
 
 
私の尊敬する師が、
 
「結局は舌(ゼツ)が大事だ」
とおっしゃっていた時はなんのことかわかりませんでしたがこの図を見て、その言葉を思い出しました。
 
 
 ものを感じる感覚は、口唇感覚から発達します。赤ちゃんが舐めたり触ったりすることで得られる情報が知覚のベースになるのです。逆のようですが、舐める感覚が育ってから触る感覚が育つのです。
 
 
老化しても知覚で最後まで残るのは口唇や舌の感覚だそうです。
認知症の方には、「あいうべ体操」という口や舌を使ったリハビリや指先を使うように促します。
口から食べることが元気の源になります。
 
 
 

離乳食では何を鍛えるか

 
それを知った上で、離乳食のことを考えると飲み込むことや、噛むことにフォーカスしがちですがまず、唇をとじてとかかじりとってとか手指で食べ物をもってとか
「手先の器用さ」を養うのはもちろんのこと大脳の発達に直結した一連の発達の順番だったんだなと。

「手づかみ食べ」が重要だとはどこにも書いてありますが、この小人さんのお話は聞いたことがありませんでした。

もちろん、生きていくうえで他にも重要なことはたくさんあるのでしょうが、これはヒトも動物も似ている生命活動の基盤ですね。
 
 
 
 
まだまだ勉強不足ですがまだまだ知れることがたくさんあってワクワクします。といっても、無理をするのは性分ではないのでぼちぼちマイペースに調べてみます♪
 
 

誰と出会うか、誰と過ごすか、どんな言葉を発し、どんな言葉を受け取るか。

情報もそうで、どんな情報に出会い、行動するか。人生の分かれ道は日常にたくさん転がっている。とふと思いました。

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