直火式エスプレッソマシーン日本での通称マキネッタはイタリアで通じなかった。

Ciao,

イタリアの南部シチリア島の州都パレルモに移動してきましたLoveです。(2019年2月)

さてさて今回は、イタリアで学んだことです。

マキネッタ?通じませんin ITALY

どこの欧米の家庭にあるといっても過言ではない??家庭用エスプレッソマシーン。日本では通称マキネッタです。

カナダにいたときに、初めてお目にかかり調べてみると

「イタリアの花嫁道具」とのこと。

丁度仲の良い日本人の友達の結婚のお祝いにプレゼントすることにしました。

ところが私が信じていた情報はデマでした。悪しからず。(笑)

シチリア島パレルモのイタリア人直伝の情報を記録しておきます。

まず、「マキネッタ」ではありませんでした。シチリアでホームステイをしているとき、20年の付き合いのお手伝いさんが来ている日のこと。欧米ではお手伝いさんを頼むことは珍しくありません。お手伝いさんのおばあちゃんがコーヒーを淹れてくれていました。正真正銘のネイティブイタリア人の方です。ホストマザーに通訳してもらっていました。

「これ、マキネッタっていうんだよね」と得意げな私。なぜなら、カナダでもホストファミリーが使っていたし、イギリスのいくつかの家庭でも使っていました。

ところが二人とも、私が何を言い出したんだろうとキョトンとしています。

マキネッタ=小型家電のことらしく「マキネッタ買ってきて」と主人に言っても伝わらないわよとのこと。

イタリア人の淹れ方をちゃんと見ておこうと思ったらやり方が全然違いました。

イタリア人(シチリア)直伝の使い方

イタリア人
イタリア人

①下の部分に水を入れる。

②挽いたコーヒー豆を押さえつけずに小高い山盛りにする。

③蓋を開けたまま加熱。

え、コーヒーの粉はすりきりじゃないの?!押さえつけないの?!

イタリア人
イタリア人

「おさえつけたら絶対だめ!」

と二人に言われました。

え?蓋を開けたままなの?!

するとドングリみたいはメッシュのものを被せているので飛び散らないとのこと。

イタリアからイギリスのステイ先に帰ったとき、イギリスの料理研究家のホストマザーは「見たことがない!」と驚いていました。

そして終わりが分かるからなのか開けたままです。(これを写真に撮っているのも笑われている状況。笑)

どのイタリアの家庭にもあるエスプレッソ用のカップアンドソーサー。

ズッケロ?(砂糖入れる?)」と必ず聞かれます。

そしてたいてい砂糖を入れる人はこの少量のにがにがコーヒー液に対してスプーン一杯分山盛り程どばっと入れます。ちょびちょび飲んだり、くいっと飲んだり、飲み方は人によるようです。

そして、ちょっと聞いてみました。

「マキネッタがイタリア人の花嫁道具って本当?」

なぜなら、前のイタリアのステイ先にはマキネッタが2台、今回の家には4台もあるからです。

イタリア人
イタリア人

「そんなこと聞いたことないんだけど。」

皆各家庭にあるし、なければ皆買うそうです。新品は味がなじんでなくておいしくないから、昔から使っているものを家から持ってくるというのはあるかもね。使い込んで味が出てくるもののようです。

さらには

イタリア人
イタリア人

「マキネッタじゃなくて、カフェティエラが正式名称よ。」

え?そうなの?

新しいカフェティエラは独特の臭い匂いがして飲めないので2、3回は廃棄しないととのことでしたが、(日本の購入元の説明にありました。)実際はもっと多分10回くらい勿体ないけど使い古したほうがいいらしいです。

イタリアのショップにはこのカフェティエラ専門店もあれば便利な器具たちもたくさんあります。

オルヴィエートのご家庭で拝見したこちらも素敵!

このノズルみたいなのを下に倒すと

一回分の粉が落とされます!とっても素敵!(山盛りではなかったです。)ちなみにスーパーに売ってたそうです。

おさらい

カフェティエラの使い方のポイントは、

粉は躊躇うほど山盛りで押さえつけないことです。

さらに、イタリアで「カフェ?」と聞かれたら「エスプレッソ」のことです。

「ラテ」は「牛乳」のことです。

「はちみつ」はミエルです。

カフェラテがのみたい場合は「ラテマキアート」と言いましょう。

私はこれで牛乳を頼んでしまいました。「カプチーノ」は間違いないです。

LOVE
LOVE

これであなたもイタリア通!(笑)

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