子どもが食事を拒否したり、新しい食べ物を嫌がったりすることは、よくあることです。特に幼児期は好き嫌いが出やすく、多くの保護者が悩みを抱えています。しかし、適切な対応をとることで、食事の時間を楽しくしながら、少しずつ食の幅を広げることができます。
まず知っておきたいこと
幼児が特定の食べ物を拒否したり、新しい食材を嫌がったりするのは成長過程における自然な行動です。1日の食事量を気にするよりも、1週間単位でどんな食材をどれくらい食べたかを見ていくとよいでしょう。
子どもが元気に過ごしていて、体重も順調に増えているなら、必要な栄養は摂れていると考えられます。野菜・果物、でんぷん質の食品(ご飯・パンなど)、乳製品、たんぱく質(肉・魚・卵・豆類)の4つの食品グループから少しずつ食べられていれば問題ありません。
子どもの味覚は変化します。先月は絶対に食べなかったものを、今月は喜んで食べることも珍しくありません。さまざまな食材を繰り返し出し続けることが大切です。
偏食への12のポイント
- 家族と同じ料理を出しましょう。ただし、子どもの分は塩分控えめになるよう注意してください。市販の食品を使う場合は食品ラベルで塩分を確認しましょう。
- 子どもは親の姿を見て食べ方を学びます。できるだけ一緒に食卓を囲みましょう。
- 少量から始めて、少しでも食べたらしっかりほめてあげましょう。
- 食べなかった場合は、無理に食べさせようとせず、静かに皿を下げましょう。できるだけ落ち着いて対処することが大切です。
- 子どもがお腹を空かせすぎたり疲れすぎたりする前に食事の時間を設定しましょう。(生活リズムが大切です)
- 食べるのが遅い子もいます。急かさず、ゆっくり待ちましょう。(小盛りにして完食する達成感を持たせるのも良いかも)
- 食事と食事の間のおやつは1日2回程度にとどめましょう。おやつの与えすぎは食欲低下につながります。(正直なところ3歳以上は15時の1回で良いです。)
- 食べ物をご褒美に使わないようにしましょう。代わりに、公園に行ったりゲームをするなど別の楽しみをご褒美にしましょう。
- 食事の時間を楽しい時間にしましょう。食べること以外の話題で会話を楽しんでください。(小さい子は食べるのと話すのと同時に行うのは難しい場合あり。)
- よく食べる同年代の子を食事に招いてみましょう。ただし、他の子と比べすぎないよう注意してください。
- 子どもが慕っている大人(祖父母など)と一緒に食事をしてみましょう。
- 同じ食材でも提供の仕方を変えると食べやすくなることがあります。例:加熱したにんじんが苦手でも生のせん切りなら食べることも。
引用・参考:本記事はNHS(英国国民保健サービス)の公式情報をもとに構成しています。
原文:Fussy eaters – NHS|原文最終確認:2023年11月13日